第16回AMシンポジウム 〜プロセス予測〜
昨年(2024年)まで、東京大学生産技術研究所主催で毎年開催されてきたAMシンポジウムですが、今年1月に開催された第15回AMシンポジウムからプログラム委員会と運営委員会の2つの委員会により引き継ぐことになりました。2つの委員会は相互に連携をとりながら活動します。プログラム委員会はシンポジウムのプログラムを策定します。運営委員会はシンポジウムイベントの企画・開催・予算管理を実施していきます。
AMシンポジウムはこれまで15回開催され、日本のAM技術を牽引しその発展に寄与してきました。また、日本のAMパーソンが年に1回、一堂に会して、情報交換・議論をする場としての役割を提供することで、日本AM文化の醸成に寄与してきました。これからも日本AMの発展・普及を目指して開催していきます。(参考 第15回AMシンポジウム開催報告[jpn][eng])
今回の第16回AMシンポジウムは、「プロセス予測」をテーマに開催いたします。AMにおいて「再現度が高く品質の良いプロセスを確立していくこと」は、AMが今後も発展・普及していくために「スピード」と並んで最も重要な課題だと私達は考えています。皆様も、AMシンポジウムに参加し、内外の第一人者の講演を聴講し、AMの未来についてたっぷり考察・議論してみませんか? 懇親会も用意して 多数の方の参加をお待ちしております。
また、スポンサー企業、及び運営に協力してくださる共催企業・団体を募集しております。詳しくは事務局までお問い合わせください。
AMシンポジウムプログラム委員会 委員長 新野 俊樹 / 副委員長 三森 幸治
AMシンポジウム運営委員会 主幹・主催 一般社団法人日本3Dプリンティング産業技術協会
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- アディティブ・マニュファクチャリング(AM:Additve Manufacturing)
材料を結合して立体物を造形する製造方法。正式な名称としてISO/ASTM52900で定義されている。日本語での正式名称は「付加製造」(JIS B9441)である。多くの場合は、造形層を積み重ねる形式なので、「積層造形」と呼ばれることもある。国内では、3Dプリンターを同義語として用いることが多いが、3Dプリンターは本来個人用途含む非工業的な用途に用いられるものを指している。
- J3DPA・・・一般社団法人日本3Dプリンティング産業技術協会
講師陣
アディティブ・マニュファクチャリング各分野の有識者が講演します。講師や講演内容についてはプログラムをご参照ください。
開催概要
| セミナー名 | 第16回AMシンポジウム 〜プロセス予測〜(AMSYM26) |
| 主催 | (一社)日本3Dプリンティング産業技術協会 |
| 協力 | TCT Japan [株式会社 JTB コミュニケーションデザイン] |
| スポンサー |
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| 日時 |
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| 会場 | 東京大学生産技術研究所 An棟2階 コンベンションホール / 定員 200名 (住所:東京都目黒区駒場4-6-1) 地図
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| 参加料 |
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| お申込 |
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| スポンサー・共催 |
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| 注意事項 |
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プログラム
| 開場[9:30 – ] | ||
| オープニング[10:00 – 10:10] | ||
| 10:00 - 10:10 | |
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| 基調講演[10:10 – 11:50] | ||
| 10:10 – 11:00 | |
基調講演1 Artificial Intelligence in Additive Manufacturing Dr. David W. Rosen, Senior Principal Scientist, Institute of High Performance Computing, Agency for Science, Technology, and Research (A*STAR), Singapore
近年、生成AI(Generative AI)とジェネレーティブデザイン(Generative Design)の発展は、製造業の研究エコシステムに急速な影響を与えています。
本講演では、アディティブ・マニュファクチャリングにおける設計、工程計画、工程モニタリングの観点から、生成AIとGDの応用を探ります。 |
| 11:00 - 11:50 |
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基調講演2[TCT Japan Presents] 超精細×低コストを両立する次世代金属AM:データセンター冷却と水素社会への応用 3D Architech Inc CEO 成田 海 氏 従来、金属AMでは難しかった高解像度と低コストの両立を実現する新しい積層造形技術を紹介します。本技術は10µm級の三次元微細構造を、従来方式より安価に実現し、データセンター向け冷却部材や、水電解部材などの性能向上に寄与します。エネルギー負荷を抑え、持続可能な社会を支える次世代積層造形技術の設計・応用の展望を示します。 |
| 一般セッション[11:50 – 15:00](休憩含む) | ||
| 11:50 - 12:30 |
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一般講演1 Additive Manufacturingの海外研究動向 東京大学 生産技術研究所 教授 新野 俊樹 氏 毎年、米国で開催される国際学会(Solid Freeform Fabrification Symposium)や国際的な展示会開催される(Formnext 2025)に参加して、 Additive Manufacturingの変化を感じています。その中からAdditive Manufacturingの研究動向についてお話しします。 |
| 休憩・展示[12:30 – 13:40] | ||
| 13:40 - 14:20 |
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一般講演2 FDM/SLS造形における内部強度分布を断面可視化するMSE試験 株式会社パルメソ 代表取締役 松原 亨 氏 ABS,NYLON,ULTMを対象にFDM法にて、またNYLONを対象に SLS法にて積層造形された平板積層物の断面強度、界面強度の様相の可視化・数値化をMSE試験法で試みた。両成形法ともに積層界面部に弱い強度の存在が見て取れ、FDMとSLSでは異なる特徴的な弱い界面位置の出現形態と強さ変化の差が確認され、材質によって強度変化の特徴的な差異も確認された。 |
| 14:20 - 15:00 |
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一般講演3 3Dコンクリートプリンティングの実装最前線と将来展望 清水建設 技術研究所 インフラ技術グループ・グループ長 小倉 大貴 氏 3Dコンクリートプリンティングは、省人化・工期短縮と設計自由度の拡張を両立する建設生産技術として実装段階にある。清水建設は、材料押出型のプリント材料”ラクツム🄬”を核に、研究開発から現場適用まで一貫して推進し、従来困難だった形状・性能の構造物を実現してきた。さらに材料噴射型の技術を開拓し、構造物の自動施工の可能性を拡げた。本講演では、過去8年の開発の軌跡と実案件で得られた効果を整理し、内閣府SIPや学協会での取組みを踏まえて、普及に向けた課題と今後の展望を示す。 |
| 休憩・展示[15:00 – 15:20] | ||
| テーマセッション:プロセス予測[15:20 – 17:30] | ||
| 15:20 - 15:50 |
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テーマ講演1 テーマ「プロセス予測」に対する考察 東京大学 生産技術研究所 教授 新野 俊樹 氏 Additive Manufacturing において「再現度が高く品質の良いプロセスを確立していくこと」は、AMが今後も発展・普及していくために「スピード」と並んで最も重要な課題だと考えています。その重要性や実現方法について考察していきます。 |
| 15:50 - 16:40 |
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テーマ講演2 Process Simulation and its quality Mr. Lijoy Andrews, Senior Manager, Applied Solutions Metal – APAC , EOS GmbH
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| 16:40 - 17:30 |
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テーマ講演3 High fidelity multiphysics simulations of the laser powder bed fusion process Dr. Claas Bierwisch / Fraunhofer Institute for Mechanics of Materials IWM [ビデオ講演+Zoom Q&A]
金属レーザー粉末床溶融(Laser Powder Bed Fusion, LPBF)プロセスは、包括的なモデルで記述されています。シミュレーションの連鎖により、プロセス-構造-特性の関係を導出し、プロセス最適化や材料開発を可能にします。The laser powder bed fusion process for metals is modelled holistically. This simulation sequence allows to derive process-structure-property relations empowering process optimization and material development. |
| クロージング・リマーク [17:30 – 17:40] | ||
| 17:30 - 17:40 |
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| 休憩・展示 [17:40 – 18:00] | ||
| 懇親会 [18:00 – 20:00] | ||

